WEDDING
2009年1月29日掲載
By Courteney Stuart (インタビュアー コートニー スチュアート)
ウオーマック夕美子の最初のキャリアは日本のポップスターへの作詞作曲であったが、25年後の現在は、全く違った食の世界での人生を歩んでいる。パンドラショコラティエという、高級グルメ志向のチョコレート会社を設立して、チョコレート作りで、第二の人生を歩んでいる。
チョコレートは小さい時から大好きだったというウオーマックは、5年ほど前から、自宅でのチョコレート作りにはまりこみ、友人や家族から勧められて、プロとしてのチョコレート作りを考え始める。しかし、すぐにそのまま始めるのではなく、自分なりに勉強した後に、フランスのリヨンに渡り、Valrhonaという、有名なチョコレートメーカーの経営する Ecole du Grand Chocolat のマスターコースを受講する。
アメリカに戻った後、本格的にチョコレートビジネスを始める為のライセンス取得や、営業許可などの法的な事をクリアして、ファーマーズマーケットでの販売を始める。その年のホリデーシーズンでは、製作が追いつかないほどの人気となり、パートナーのMisako Fergussonと共に、急成長のビジネスに嬉しい悲鳴をあげながらチョコレート製作に励んでいる。
”面白いほど売れて、作れば作るほど全部売り切れ、1箱も残らない状態でした。” と、ウオーマックは語る。
ウオーマックの作るチョコレートの6つの人気フレーバーは、ブラッドオレンジ、マスコバドシュガー 、ラズベリー、エスプレッソ、アールグレイ、ラベンダーハニーであるが、バレンタインには、ピンクベリーとシャンペンが加わる。詳しいフレーバーは、www.pandorachocolatier.comに掲載されている。
シャーロッツビルには、パンドラの他に、ギアハートという高級チョコレート店が2002年にオープンしている。ウオーマックにギアハートのチョコレートのことを聞いてみると、”私もギアハートのチョコレートは大好きで、ファンです。でも、いろんなチョコレートがあった方が良いのです。チョコレートがたくさんありすぎても、困るということはないから。” と笑って答えた。
パンドラのファンは、ローカルのビジネスオーナーの中でも増えている。
彼女のチョコレートを売っている、Shenandoah Joe's というカフェのオーナーであるDavid Fafaraは、”彼女の作ったチョコレートをファーマーズマーケットで食べて、素晴らしいと思った。すぐに、私のカフェで売らせてくれと頼み、新しくオープンする、Preston Aveの店でも売らせてもらうことが決まっているよ”
新しいビジネスを広げていくことはとても楽しい、とウオーマックは話す。
しかし昔やっていた音楽も決して忘れているわけではない。チョコレートを作りながら、大好きなレゲエを聞けることが最高に幸せだという。
”しかし、もっとも最高に幸せなことは、たくさんの人達が、私の作ったチョコレートを食べて、笑顔になり喜んでくれることです。そして、それがまた私を幸せな気持ちにしてくれます。” と最後に語った。
